【診療科別】医師が転科に選ぶ診療科・注意すべき診療科まとめ

外科からの転科が多い「内科」

外科から転科する医師が多い診療科が内科です。
内科は子供からご老人まで、幅広い年代層の患者が外来へ訪れる診療科であり、時には外科の知識や経験が求められる場面もあります。
そのため、内科への転科は人気が高く、外科のスキルを活かせる診療科の一つです。
また、日本の高齢化に伴い、今後も内科の需要は増えると見込まれており、将来性の高さも転科する利点と言えます。

ただし、内科は外来患者数が非常に多く、診療時間を超えてしまうことが度々あります。
外来の受付時間を過ぎても患者が待っていることも珍しくはなく、予定より1時間程度過ぎてしまう場合もあるので注意が必要です。
また、内科は患者の様々な症状から病気を見極める必要があり、内科的疾患に関する知識が必須となります。
意外に多忙な診療科ですので、ライフワークバランスを優先したい方は気を付けましょう。

募集が多い「リハビリテーション科」

リハビリテーション科は、怪我などによって障害を負っている患者をサポートする診療科です。
日常生活を送れるまで回復させたり、生活への影響を最小限にする目的でリハビリや指導を行います。
リハビリテーション科はニーズが高い一方で慢性的な医師不足におちいっており、年間を通じて募集の多い診療科の一つです。
このような事情から、高めの年収を提示している医療機関も多く、条件次第ではライフワークバランスも取りやすいのが魅力になっています。

しかし、リハビリテーション科は日々多数患者と向き合う診療科であり、コミュニケーション力や高いカウンセリングスキルが求められます。
患者ごとに合わせた治療プランの立案も必要なであり、特にコミュニケーション力は欠かせないでしょう。
患者の気持ちを汲み取り、長い目で治療へ当たるためには、日頃のコミュニケーションが不可欠だからです。
定期的にカウンセリングも行いますので、カウンセリングの経験・スキルも必須と言えるでしょう。

リハビリに関しての知識はもちろん、義肢に関しての知識も求められますが、これらは日々の治療を通じて学ぶことも可能なため、さほど知識がなくとも問題はありません。
ただし、転科するにあたって知識を深めておけば、転科後は医療現場で重宝されるようになるでしょう。
必須ではないものの、知識があればリハビリテーション科への転科もスムーズに行えます。

需要が高まる「皮膚科」

やけどなどの外傷や、皮膚炎・各種アレルギーの治療にあたるのが皮膚科です。
現在はアレルギーや皮膚に関する症状で悩んでいる患者も多く、皮膚科医の需要は高まりつつあります。
皮膚科は皮膚疾患のプロフェッショナルであり、専門的な知識・経験が求められますが、それ以外にもコミュニケーション力やカウンセリング経験なども必要です。

皮膚科は求人数も多く、転科を経験する医師も少なくはありません。
しかし、医療機関によっては救急外来もあり、当直やオンコール待機が必要な場合もあるので注意しましょう。
特に仕事と家庭を両立させたい方は、募集条件をしっかり確認して応募することをおすすめします。

その一方で、皮膚科は基本的な年収が比較的高水準にあります。
当直や夜勤の手当は少なくなっていますが、それ以外は高い水準にありますので、年収のアップを検討中の方には魅力の多い転科先と言えます。
ただし、地域などにより年収の水準は異なります。現在より年収が下がる可能性もゼロではありませんので、必ず求人の給与の確認はしておきましょう。

人気だが多忙な「精神科」

精神科はうつ病や自律神経失調症など、精神的な疾患を抱えた患者と向き合う重要な診療科です。
現代社会はストレス社会とも言われており、会社やプライベートなどでストレスを溜め込み、心を壊してしまう方も少なくはありません。
精神科はこうした方々としっかり向き合い、精神的なケアを行うことが主な役割です。

精神科はカウンセリングを行い、患者ごとに合わせた薬を処方するのが一般的な診療法です。
転科先としても人気が高い診療科の一つで、現在はニーズも高まっていることから、精神科医を求める医療機関も少なくありません。
求人も非常に多く、様々な選択肢もあるのが魅力と言えます。

しかし、精神科は意外にも多忙な診療科です。救急外来はありませんが、一般の外来が非常に多く、診療時間を過ぎてしまう場合も少なくありません。
また、患者とのカウンセリングが重要な診療科でもあり、患者の不安や悩みを親身になって聞き、適切なアドバイスや治療を行う必要があります。
そのため、他の診療科と比べてコミュニケーション力が求められます。

競合も多い「眼科」

眼科は人間にとって大切な目の疾患などを扱う診療科です。
目の病気・疾患の治療を行ったり、時にコンタクトの処方などを実施します。
とても重要な診療科の一つでもありますが、転科先としての人気の高さも特徴です。
ライフワークバランスを取りやすく、女性眼科医も多数活躍しており、大小様々な医療機関が眼科医を求めています。

その一方、眼科はライバルも多い診療科の一つです。転科を望む医師が多く、人気の求人は競争倍率が高くなったり、すぐ締め切られる点に注意しましょう。
地域によっては眼科医の求人数が少なめになっており、更に競争が激しくなる場合もあります。
もし求人を見かけたら、早めに応募するなどの対策が必要です。

ただし、オンコールや当直の必要性はほとんどなく、他の診療科よりも働きやすいと言えるでしょう。
ライフワークバランスを重視する方、当直などを避けたい方にとっては、魅力の多い転科先と言えます。